VC++6.0の時から(筆者の記憶違いでなければ)パラメータ・ヒントというのが 使えるようになりました。これは、関数の左括弧まで入力するとその関数の次の 引数を教えてくれるという優れものです。最初のうちは「ちょっとじゃまだなーー」 「なんか、VBみたいでいやだなーー」などと思っていましたが、 慣れると手放せなくなってしまいました。関数名をタイプしても、このヒントが 出なければ「あれ、関数名が間違ったかな」ということもわかりタイプミスが激減します。

さらに、このヒントは自作の関数についても有効なので大変便利です。

また、構造体のメンバも教えてくれるので非常にありがたいです。SDKの 構造体はやたらメンバが多いのでこれは大変ありがたい機能です。

ところが、.netになってからはなぜかこれがうまく表示されなくなりました。

「ツール」「オプション」「テキストエディタ」「C/C++」「全般」で 「自動メンバ表示」と「パラメータヒント」にチェックを付けてもだめです。

さらにおかしいと思ったのは、ビルドエラー時に「出力」ペインに出る間違い表示の ところをクリックすると「XXは別のプロジェクトで使われています。」という メッセージ・ボックスが出ることでした。

「こりゃー、.netのインストールがうまくいっていないのかな」とちょっと焦っていましたが、ヘルプに記載がありました。

ヘルプに「IntelliSense が使用できない場合」というのが、ちゃんと載っていて これには、次のように書いてありました。

[C++] 
.ncb ファイルに問題がある場合

プロジェクト ディレクトリのルートにある .ncb ファイルが読み取り専用であるか
破損している場合、IntelliSense の情報は使用できません。この問題を修復するには、
次の処理を行います。 

ソリューションを閉じます。 
.ncb ファイルを削除します。 
再びソリューションを開きます。 
再びソリューションを開くと、.ncb ファイルが新規作成されます。
言われたとおり、ncbファイルを削除するとパラメータ・ヒントがきちんと 動作するようになりました。また、エラー時出力ペインの指摘箇所を クリックしても「xxは違うプロジェクトで・・」のメッセージボックスも 出なくなり快適な環境となりました。(メデタシ、メデタシ)


Update 05/Aug/2002 By Yasutaka Kumei [E-mail] [総合INDEX]
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